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夫の実家に行くと、割と頻繁に出てくるSpiegeleierkuchen:目玉焼きの(みための)ケーキ。

なぜ、どうして、こんないまいちな味(とっても大味)のものが、

こんなにこの家では頻繁に登場するのか?

と長年に渡って思っていた。


その理由が娘の誕生日に判明!

なんと、それは、

「夫が大好きだから」という理由で、

考えてみれば、当然なんだけど、お義母さんがリクエストに答えて作っていたわけ。


夫は、このケーキを娘の誕生会に作成する!と意気込んでいて。

確かに子どもにはウケそうだけど、

一切れの大きさを考えると、誰も食べきれなさそう・・・


そこで、スーパーで、できるだけ小さいアプリコットを買うように説得。

結果、半分は小さいやつで、残り半分は普通の大きさのアプリコットですることで

お互い妥協。

缶詰買うのにここまで時間かけたことなんてありゃしないよ、まったく。



しかし、材料をたんまり買ったその日から、ダウンした彼。

ドイツのオーブンの天板1枚分作れる量の材料は冷蔵庫の中・・・

う~ん、どうしたもんか、と思って、

バレンタインデーに初めて自分で作ってみることにしました。


レシピは、ネットで探して、

一応、「とっても美味しかった」と感想が乗っているやつで、

簡単そうなの(ここ重要!)

をチョイス。


このケーキは、なんといっても

「見た目が重要」であるので、

作り方は色々あるよう。


一番下の層がクッキー生地にたくさんベーキングパウダーが入った生地

コレをまず焼いて、

その次に

真中はカスタードクリーム(ドイツではお手軽なインスタントが売っている)に

クヴァルク(カッテージチーズ?)とサワークリームを混ぜた生地と

缶詰のアプリコット半切りをのせてもう一度焼いて。

焼きあがって冷めたところに

つや出し用のゼリーを流して冷まして出来上がり。


天板一枚分も作る根性はなかったので、

三分の一の量で、アプリコットもできるだけ小さいビン入りのを選んで。

それでも、28cmのパウンドケーキ型(画像)で2本分も出来上がり、

合計16切れになりました。

って言っても、一切れの大きさが普通の半分から三分の二くらいかね。

夫が作ってたら、このパウンド型で4切れにしたに違いないと思われる。


しかし、なぜ、四角く切るのかは謎。

丸く切ったら無駄が出ちゃうからでしょうけどね。

あ、うちで作った画像のやつは、「おうち用」なので、

端っこをきちんと切り落としたりしないけどね。



夫の母が作るのは、

一番下がスポンジ生地、2番目はカスタード生地(でも焼いてないと思うゼラチンで固めてある?)

一番上にはレモン味の透明なゼリーが分厚く乗っているもの。

やたら甘い。



私個人的には、ネットで探したこのレシピの方が口に合ったよ。

単に好みの問題だったのね(笑)

あと、義母は食べられるものが限られてるから、その範囲内で作っていたのもある。



ちなみに、このケーキは、作ったドイツの方々のコメントによると、

「簡単なのに美味しい!
 老いも若きも、男も女も、みんなに大好評。
 特に子どもの誕生日、イースターに最適」

みたいなことがズラズラ~ッと書かれた。

参考レシピはドイツ語の料理サイトChefkoch で


Spiegeleierkuchenで検索してみるとドイツサイズの画像も載ってる。





そういうわけで、今年のバレンタインデーはチョコレートなしで。

シュヴァルツヴァルダーキルシュトルテを作りたかっただけど、またの機会に延期〜。