Neujahrskranzの説明をしてくれた人が
伝統的なもので、Niedersachsen州のものといえば、Ostfriesland地方のお茶の作法ということで、
そちらも同時にやり方を見せながら教えてくれたのね。
オストフリースランドといえば、北西ドイツNiedersachsenニーダーザクセン州の北西の地方で、
1日に2回は紅茶を飲む習慣があるという、紅茶文化の発達してる地方。
3回っていう家庭もあるとか(11時と15時と21時!ねれなくならないのか?)
ドイツのおやつの時間は、Teezeit(お茶の時間)じゃなくて
Kaffezeitカフェツァイト(コーヒーの時間)っていわれることが多いんで、
Kaffezeitカフェツァイト(コーヒーの時間)っていわれることが多いんで、
これは平均したらコーヒーの方が飲まれているという印象。
でもこの地方では、ドイツ平均の12倍の消費量だって...どんだけ....
以前、ドイツの食文化の本Culinaria Deutschlandを見て、
このお茶の作法を何気に真似してみたこともあるけれど。
このお茶の作法を何気に真似してみたこともあるけれど。
この本、15ユーロほどだった割には、
写真も豊富でドイツ国内網羅しててなかなか気に入ってるもの。
写真も豊富でドイツ国内網羅しててなかなか気に入ってるもの。
日本のもこういうのあるといいのにな。
何せ、本当のやり方をわからないんで(本には詳しく書いてあるんだけど)、
「こんなものなのかな?」と半信半疑のお茶になってた(笑)。
今回、茶器についても淹れ方についても、
おばあさんの代から伝わるものを説明してもらって、
周りのドイツ人も自分が知る範囲での話を披露してくれたりもして、
これまたすごく楽しく興味深かったのよ。
まずは、おばあさんの代より前から使っているという紅茶ポットと
Stoevchen(アロマキャンドルに使うろうそくでお茶が冷めないように温めるもの)
カップは、昔ながらのは、取っ手が付いていないもので、薄いものだそうだけど、
持ってくるのが大変だからか、お茶の湯飲み茶碗で代用(ちょっと厚いけどね)。
お菓子も、そちらの地方で食べられるという薄手のクッキー(ベルギーのお菓子としてよく見かけるやつに似てるってか同じかも)
お茶はアッサムを濃いめ。
ビールの代わりに飲まれたとか言ってたので、結構渋めなのだとか。
昔はビールの方が高かったから、貧乏人は紅茶というふうになったそうな。。。
これはへーって感じだった。ビールの代わりに濃い紅茶。。。思いつかんなぁ(笑)
入れ方は基本的にイギリスの紅茶の入れ方と同じだなという印象。
お湯で温めておいたポットのお湯を捨ててから茶葉を入れて3分から5分蒸らして、
お茶をサービスする用の素敵なポットに茶漉しで茶葉を漉しながら移し替えて、
Stoevchenの上に置いて。
カップに氷砂糖を入れて、お茶を注ぐと、氷砂糖がカリッと割れる音がするのね。
今回は、その謎も解けたのよ。
溶かすんじゃなくてそのままカップに入れておくの。
この後大きめのスプーン(本当は専用のサジ)で、生クリームを縁からそーっと入れるのね。
混ぜないで、そのまま飲むのよ。
頂く前は、お茶が渋そう、とか
生クリーム入れるの?とか、
砂糖が甘そうとか
思っていたんだけど、
混ぜないから、いろんな味を楽しめるっていう言い方もできるのね。
最初はお茶の香り、それから生クリームと混ざった味、そして最後は砂糖が溶けた甘い味。
でも、
砂糖も思ったほど甘すぎなくて。
残った砂糖のところに、また次の紅茶を注いでってやるんだって。
ドイツ語にはTeekultur(お茶+文化)って言葉があって、日本語には喫茶文化って訳されてるみたい。
ドイツ語の方は英国のも日本のも中国のも書かれてる。
日本語の方は日本でのお茶関連の言葉についての説明で、ドイツのやイギリスのは書かれてないけど、
(アフタヌーンティーくらいで)これはこれで興味深い。
今回習ったお茶の作法
だいたい一人3杯くらいは飲むようになってるみたいだけど、
もう要らなかったら、カップをソーサーの上に裏返しておいたり、
スプーンをカップのなかに入れるサインをするってのはここで読んで知ったわ。
(説明してくれたかもしれないけど時々席を外さねばならないこともあったから)笑。
いつか行ってみたいと漠然と思っていたけれど、
こうやって実際の作法をも見てみて、
私はやっぱり日本の茶道よりも好きだなって気持ちを持てたから、
さらに調べてみて、
今年こそはなんとか、
本場で味わってみたい!って気持ちさらに強くなりましたよ。
合わせて、せっかくドイツに住んでいるのだから、ドイツ特有の、伝統的なもの、
気をつけつつ生活して経験してみたいなってのも。
今回は本当に、自学だけでは得られない情報を
たくさん得られて、ドイツ人の家庭の歴史なんかも聞けて、
楽しく面白い時間でした。
これまで、そういう機会がなかったのが不思議な気すらしてきた(笑)
前の記事に書いたパン菓子もこの紅茶の作法も、
そういうのをドイツ人とも日本人とも分かち合いたいっていう
自発的な気持ちを持つ人がいるってことが分かったのも、
本当嬉しかった。
普段自分は、日本にいた頃はあんまり気にしなかったような日本の季節の行事について
いろいろ調べてやってみるようにはなっているけれど、
もちろんドイツのにも興味はあるわけで。
周りにこれまでそういう人いなかったから、機会はなかったけれど。
今回、
なんだか、自分だけじゃないんだな、なんて、勝手に仲間意識持ったりして(笑)。
このブログにも、そういうこと書いていけたらいいなって思う1月後半なのでした。
日本へ帰れたら、絶対これ、お茶友達に披露したい!