週に一度の日本語&ドイツ語学習会。

体調不良のため休会してたんだけど、
久しぶりに開催できたので、記録。

ひさしぶり
「久しぶり」に会った人になんて言うか。
久しぶりに知人に会ったら、なんて言う?と参加者に聞いてみた。

ドイツ語だと
"Lange nicht gesehen!"
"Das ist ja ewig her."など。


Wir haben uns 3 Jahre lang nicht gesehen.と言った生徒が、
日本語文を「3年見なかった」みたいな言い方をして、ちょっと気になった。 

これを、日本語に言葉通りに直訳したら、
「私たちは、3年間会いませんでした」だけど、
よくよく話を聞けば、同じ学校に通ってた同級生に、
偶然電車の中で再会して、懐かしかった、みたいな話だったので、 
sehenは、「見る」と訳されるけど、この場合は「会う」を使って欲しいし、
「3年会わなかった」だと、意識して会わなかったみたいな感じや、
会ったときの懐かしさがない感じがする。
 
より自然な日本語の表現なら、否定形の「会いませんでした」を使う代わりに、
「3年ぶりに会いました」って
「ぶり」を使うよなぁ。

「ぶり」を和独辞書で引くと、「3年ぶり」をnach 3 Jahreというらしい。

Wir haben uns nach 3 Jahre gesehenとか
Wir haben uns nach 3 Jahre wiedergetroffenってドイツ語で聞くと、
「3年ぶり」より「3年後に」って感じがするなぁと思った。

なんというか、「懐かしい感じ」「久しぶりで嬉しい感じ」は
"nach"には感じられないなぁ(自分は)と思ったので、
次回は、この辺りの、感情的な事も含めて聞いてみたいと思う。

青い南の空の下
「物」が「数量」あるという言い方も
日本語学習者にはなかなか覚えにくいようで、

「とんでったバナナ」の歌詞を例に出してみた。

「バナナがいっぽんありました」をメロディーに合わせて覚えてくれれば良いなと思って。
せっかくなのでその続きの
歌詞「青い南の空の下」を日本語で言えるかやってみたのだけど、
なかなか難しかった。

「青い南の空の下で」は、 

ドイツ語にすると
unter blauem Himmel im Süden.
もしくは、
unter dem blauen Himmel des Südensなどが、自然のようだ。

これをアレンジして、
「灰色の東の空の下」だとどうなるか。
unter grauen Himmel des Ostens らしい。
(え?これ合ってるのか?修正マークが出ないから合っているだろうけど来週、要確認だな〜)

 

雑談
学習会とはいえ、雑談も多い。
この秋は、宿題として、「毎日カタカナ表もしくはひらがな表を
1日3回大きく口を動かして声に出して読む」というのを出した。

なぜなら、1日3回30秒間「あいうえお」を大きな口を開けていうと
顔の筋肉を鍛えるトレーニングになり、アンチエイジングになるという動画を聞き流したから。

これって、日本語学習に使えるなぁと気がついて、
妙齢の生徒も多い事だし、面白半分に、出した宿題というわけ。
やってみると、50音を大きく口を開けて言うと、
だいたい30秒かかるのもわかったし、
意外に、普段の生活では使っていない筋肉があるなと気がつく。

興味が出た方は、是非やってみていただきたい。
効果があったらコメントをお待ちしております。

日本人は、わざわざ表を見なくてもできると思うけれど、
自分も気がついたときに、実効して効果のほどを見ている。
電子レンジで飲み物を温めている1分ほどの間とか、
自転車に乗っていて、周りに人がいないときとか。
大きな声を出しはしないけど、
声に出せばより、ボイストレーニングにもなるんじゃないか?と思う。

そんな話を「宿題やってる?」と学習会で聞いてみたところ、
「そんなの顔の筋トレになる?かえってシワ増えない?」と言った生徒がいた(40代)。

すると、英語教師だった人(70代)が
「いや、効果はあると思う。面白い話があるよ」と話を始めた。

年齢を重ねていくと、アメリカ英語を話す人の顔は、たるんでいくことが多い。
大統領選のニュースを見てみるとよく分かるそうだ。
なぜならそれは、アメリカ英語が本当に口先、舌先しか使わずに発音するからだそうだ。

まぁ、ボソボソとしゃべる場合は、多分どの言語でも同じではないかと思われるけど、
比較したときに、他の言語とは確実に違うということらしい。
面白いね。

アメリカ人に知り合いがいないので、なんとも言えないけど、
機会があったら注意して見てみたいなと思う。
とりあえず、ニュースを見る楽しみが増えた。
ニュースは見るのも聞くのも気が滅入るから最近聞かないようにしているけれど、
世の中の動向を知るために毎日ニュースを見るようになった若者がいるから、
ついでにチェックすることにする。
 
さて、
この宿題を出すにあたって、良い動画がないか探してもみた。
ひらがな、カタカナを発音している日本語学習動画は数多いが、
発音がきちんとしている物は少なく、
あっても、音だけ、文字を見せるものが多かった。
その中で
ちゃんと口を開けて聞き取りやすく発音して、顔、口の形を見せている動画はあまりなかった。
一番良かったのがこちらカタカナバージョンも。本当にありがたい。
このYouTuberのほかの動画もとても参考になるよ。

ボイストレーニング用とか、有料の教材なんかだと、
もっとほかにもあるのかもしれないけれど。 


そのほかには、時事ネタとして、
和歌山で行方不明中のドイツ人大学生のニュース(24.10.2024)(ドイツ語)も。
ドイツ語で検索すると各報道サイトの記事がいろいろ出てくる。

生徒曰く
第一報で、Millionen Stadt Wakayama とドイツでは報じられたそうで、
一体どこの大都市だ?地図を見たがわからなかったと。

詳しく知らないので、
調べてみたら、和歌山県全体で88万人ぐらいで、
和歌山市が34万ぐらい。
in der Nähe der Metrople Osakaっていうのを
勘違いしたのかな?(先走り気味の生徒が)と思う。
一番古いニュースが多分これ(ドイツ語)
ここにはWakayama市は、人口35万人くらいって書かれてるね。

そんな雑談はさておき、
この行方不明の大学生が、少しでも早く見つかることを祈っている。

本日のブログは部分的に
兄弟ブログ「ドイツ語勉強中いつまでも」の記事「ひさしぶり」「青い南の空の下」を修正加筆したもの です。