今学期のリズムも大体整ってきた感じの5月下旬。
生徒たちのドイツ語文と日本語文をまとめていたときに疑問に思ったことを
自主学習会でドイツ人たちに聞いてみた。

一般人よりは言葉に興味を持っている人たちだと思うけど、
情報に絶対性はない(強調)。

1.ドイツ語のSpeiseとGerichtの違い。
 日常的には違いはないけど、
 Speiseの中にGerichtが入ることはあっても逆はなくて、
 日本語にするとxx料理は xx Speise(例えば、卵料理=Eierspeise)
    料理名があるもの(例えばオムレツ、茶碗蒸し、キッシュなど)は、Gericht
   という風に区別することはできる、とのこと。

2.alt werden ものと人間&動物に対しての言い方に違い。
 ドイツ語には区別なし。
 「歳を取る」も「古くなる」もalt werden.
 「なんで、日本語だと、区別するのよ!ややこしいじゃない!」とドイツ人からのお言葉。

   往々にして、altには、いい意味が含まれることはなくて、
 あるとしたら、樹木とウイスキーくらい?(探せばもっとあるかも?)
 歴史があって古い建物とかもかな。
 家具なんかだとアンティークって言葉になるし。
 schön とか、gutって言葉と合わせればいい意味でも使える。

3.ins Krankehaus gehen の意味。
 日本語訳すると、
 「病院に行く」だから、
 「入院する」か「診察を受ける」か
 はたまた、「付き添いで行く」かはわからないなあと思っていた。
 ins Krankenhaus gehenは、病院に行って治療を受ける全般を指すので、
 治療や診察を受けるのかもしれないし、入院かもしれないし、
 その言葉だけではわからないみたい。

 「お見舞いに行く」だったら、だれかをbesuchenというから区別するようだ。

 「医者に行く」というのはzum Arzt gehen

4.lange Zeit の長さ。
 日本語だと、長時間は、1時間単位で数えられる場合で、
 それ以上だと、長期間とか、長年とか使い分ける気がする。

 ドイツ語だと、相対的に見て、長いと思えばlange Zeit だそうだ。

決まった時間内だったら、
10秒間は 10 Sekundenlangという風に、
10分間 10 Minutenlang
10時間 10 Stundenlang
10日間 10 Tagelang
10週間 10 Wochenlang
10ヶ月間 10 monatelang
10年間 10 Jahrelang
というのは日本語でもドイツ語でも同じように使い分けるようだ。
 
その他には、省略語の話。
ショートメールが普通になった時代以降は
HDL は、hab dich liebとか、
ASAP as soon as possible(英語だが?)とか
使ってた(今30代の娘さんが)という話を聞いた。

旅行に行った時に、現地に着いたら連絡して、と言ったら、
DA 
と一言だけだったりとか。

我が家の場合は、主に日本語でのやり取りなので、
4649よろしく 
とか、
39サンキュー(あ、これも、元を正せば英語か)を使うかな。

そういえば少し前に、それでアメリカで、逮捕された話があったそうだね。
何代目かを表す大統領の数字と、
なんか、命を脅かす言葉を連想させる組み合わせが摘発されたとか?だったかな。


他には、予定変更とか、予定調整し直しをリスケという話。
リスケジュールre scheduleの縮小版みたいだけど、
いかにも流行り言葉って感じで、数年したら、若者は使わなくなるのかな?と
いう感じがする。
ちょうど、日本語ペラペラの人たちが日本語に物申すみたいな動画
見たところで、日本在住の友達も同じように言ってたので、面白かった。


あとは、肥満関係の話から、
シュークリームはほぼ空気だから、カロリー0とか、
カレーは飲み物とか、
たくさん食べる時の言い訳みたいなものがあるかを聞いたら、
Einmal ist Keinmal.
=Einmal zählt nicht.
って言葉を教えてもらえた。
何の言い訳にも使えそうだな〜。
一回くらいの失敗気にしない!みたいな時も使えそう。