北緯52度de. 〜ドイツ平地暮らし見聞録〜

やもめ生活見聞録、学習したことのメモ兼忘備録、 愉快な仲間たちとの生活記録。 夢は北緯52度にある国々を訪問すること。 今読んでいる本は「ハリーポッターと謎のプリンス」 記録文章はすべてあくまで一個人の個人的見解で、 その当時のもので、勘違いや思い違いもあります。 無断転載はご遠慮ください。

ドイツのスイーツ

復活祭のケーキは例年通りSpiegeleierkuchen(目玉焼きの見た目のケーキ)で

例年通り、今年も復活祭OsternにはSpiegeleierkuchenを焼いた。

見た目が黄桃で目玉焼きを模している、
QuarkとSchandを使ったチーズケーキ 。
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焼きあがりの重量は3.5kg超え。
最後に透明な艶出しをかけたら4kg超えになる。

今年は、オーブンから取り出す時に
「この重量を自分が取り出すのは、そろそろ限界だ。」と思ったね。

子供達が家にいるうちは、手伝わせて作るという方法もあるけれど、
そうでなくなったら、2/3または1/3の分量で作るようになるんだろうなぁ。

さらに、今年は、うっかり、黄桃の缶汁を捨ててしまい、
艶出しは、水500mlにレモン汁1個分(45mlくらい?)と砂糖100gで作った。

そして、誰にも、ばれなかった。今のところは。
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やっぱり、ボケてきてるのかなぁ?って思わないでもない。
いや、多分、その可能性を否定しないで生きていくべきな年頃なんだろうなぁ。
自分では、忘れる加減はそんなに変わってない(単に、うっかりなだけかもしれない)と
思うけど。
同じ過ちをしないように、レシピには、ピンク色で「缶汁は捨てない!」ってメモ書きした。
来年は作る前に過去記事で復習してから作ろう(覚えてるかどうかはわからんが)。

材料を揃えるのも、
とにかくSchmandシュマントが必要だ!というところに気が入ってしまい、
さあ作ろうという時にない材料が数点。

Puddingの粉、Quark、グラニュー糖を急いで土曜日に買いに行った。

少し前から、乳製品の最低価格が少しだけ下がったのでうれしい。
連休前の土曜日の午後に買い物に行くと、野菜や果物が安くなっていたし、
それもありがたかった。

そして、今年はちょうど、命日や誕生日ともイースターが近くて、
思い出のケーキを振り返るいい機会にもなった。
 

毎回、何も考えずに買って使っているが、
調べて記録しても忘れるので、今年も調べて記録。
Schmandシュマントは、Sahne生クリームから作られるもので、
ナイフとか箸とかを突き刺した時に跡が残るstichfestな硬さの乳製品で、
少なくとも20%の乳脂肪率のもの。
Schlagsahne(生クリーム)と同じようなカップの容器に入って販売されている。
QuarkクヴァークはMilch牛乳から作られる乳製品で酸化させて(方法は2種類くらいある)
作られたもので、
フレッシュチーズの仲間。乳脂肪は20%くらいだけど、10%以下の低脂肪タイプもある。
クリームチーズよりは価格は低め。
クリームチーズと似たような四角い容器に入って販売されている。

あ、そっか、容器の形で覚えればいいんだな!(今頃気がついた)
 

冷凍しておいたルバーブでルバーブりんごクランブルケーキを焼いた

りんごを使ったケーキを作りたいなぁと思った。

イーストを使ったパン生地を土台にしたものと、
スポンジケーキを土台にしたものと
どちらがいいかなぁと考えながら
手持ちのフルーツを使ったスイーツのレシピを見直してみた。

一番手軽なのは、天板で作るものかなぁとも思ったんだけど、
月曜からの食パンを仕込んだところだったので、
ケーキの土台はスポンジ生地にすることに。

そしてドイツのレシピで、ルバーブケーキに目が行ったので、
冷凍庫の中に保存してある庭で収穫したルバーブも使おうと思いついて、
友人に教えてもらったルバーブケーキを作ることに。

でも、りんごケーキも食べたいってことで、
りんごも一口大に切ってルバーブと混ぜてみた。

いつもはTyp405の小麦粉を使うんだけど、
Typ405の小麦粉で食パンを仕込んでしまって、
Typ550とTyp1050の小麦粉しかなかったので、
灰分が多いTyp1050の方の小麦粉を使って土台と
クランブルStreuselを作ってみた。
あと、Pudding生地には、
市販のPudding粉がなかったので、
コーンスターチと卵一個、バニラシュガーを入れて作ってみた。 
薄いカスタードクリームみたいな感じ。

土台にも、クリームにも
Schmandシュマントを入れるレシピだったのだけど、
それも冷蔵庫になかったので、ヨーグルトで代用。

代用代用のケーキ。
ドイツの普通サイズの直径26cmの丸型で。
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ルバーブは800g使うことになっていて、
冷凍しておいたのは250gしかなかった。
それにりんご1個足してみたけど、元のレシピの半分にも届いてないと思う。

クランブルは、「え?こんなに使うの?っていう量で、ちょっとびっくり。
前回作ったのは何年も前だから、どんなケーキか忘れちゃってた。

 まだ温かいうちに型から出して切ってみたら、ちょっと崩れてしまった。
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我が家の庭のルバーブは茎が緑色で、赤みはほとんどない。
赤い方がシュウ酸含有量は少ないそう。

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でも、美味しかった。
バニラアイスとか、泡立てた生クリームそれたらもっと贅沢だったろうね。

ルバーブとりんごを混ぜたのも、食感も味も2種類楽しめてよかったよ。

一晩経ったら切りやすくなったし、味も馴染んだ。
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冷たく冷えたのが好みという人もいるけど、
自分は
ちょっと電子レンジで温めた方も好きかな。

スポンジ生地にルバーブを散らしただけのケーキもあるけど、
やっぱり、Puddingを載せた方がしっとりして美味しいし、
さらにクランブルを乗せた方が
味が3層になって味わい深くて良いと思う。

どうせ作るなら、ちょっとの手間を惜しまない方がいいなぁって思った。
これはスポンジ生地を一度15分ほど焼いて、
その間にクリームとクランブルを用意して、
クリームをのせて、フルーツ(今回はルバーブとりんご)乗せて、
クランブル生地(ズボラにざっくり大きいのや細かいのまぜまぜなのも食感がいろいろ楽しめて良い)
のせて
さらに30分ほど焼いて出来上がり。

数日前にドイツのパン屋の激甘りんごケーキを食べる機会があって(一口だけ)
ドイツのケーキが食べたいスイッチが入ってたんで、
満足満足。
ドイツのケーキはコーヒーと一緒にいただく方が合うような気がするな〜とも思ったよ。

好みで、さらに粉砂糖をかけるってレシピには書かれてた。
見た目をちょっと綺麗に薄化粧したいとか、
甘さがもっと欲しい人にはいいかもねぇ。

今回は、粉砂糖は省略。




食べながら、
最初にルバーブを食べよう、ケーキに入れようって思った人って挑戦者だなぁって思った。
我が家にある本には、中国では4000前から野菜として利用されてたけど、
ドイツには170年くらい前には行ってきた割と新しい野菜みたい。
(本には2004年発行のもので、約150年前って書かれている)

もともとは薬用(Darmträgheit便秘の対策)として入ってきて、その変種Abartが食用になったそうだ。

シュウ酸Oxalsäure/kleesäure、クエン酸、リンゴ酸(?)の他に、フルクトース、ペクチン、カリウム、鉄分が豊富。

生で食べるのはNG。
アルミ製の器や鍋で調理すると、色が変わってしまうし、味も変になる。
ホーローEmailleやステンレスEdelstahlの鍋を使うのが良いみたい。

糖尿病があったり、腎臓や胆嚢に問題がある人、リューマチや痛風がある人は、
摂取しても良いかお医者さんに要相談した方がいいみたい。




 

久々にドナウヴェレDonauwelleというケーキを作った

ザウワーキルシェSauerkirscheサワーチェリーの水煮をたまに購入するのだけど、
なかなかデザートには使いこなせない。

丁度、これまで作ったことのあるドイツのケーキについて
まとめて資料を作ったところだったので、 
数年ぶりにドナウヴェレDonauwelle(ドナウのさざ波)というケーキを
作ってみた。
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これまで何回か作って、改良点(横着して失敗した点)が幾つかあったから、
 その辺を注意して。


ビスキュイ生地を作って、半分を天板に流し込んで、
残りの半分にはココアと牛乳を混ぜ込んで、プレーンの生地の上にそーっと流し込んで、広げて
2層になるように。
その上から水気を切ったサワーチェリーを置いて、焼き上げて。
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そうすると、チェリーの重みでココア生地が波が打ったような模様に焼きあがる。

その上にバター入りのPuddingを乗せて、均して
ダークチョコにココナッツオイルを混ぜたものを流して、
固まらないうちに波模様をつけて。

レシピは今まで使っていたレシピではなくて、新たにネットで見つけたレシピを使ってみた。
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切るときは包丁を熱湯で切る度に温めて綺麗に拭き取ってから。

そのおかげで、今までで一番綺麗にカットできたと思う。
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模様も、個性的だから面白い。
もちろん波模様にならない場所もあるんだけど。

できたばかりのときは、そこそこの出来だなぁという味だったけれど、
一晩置いた後のは、味が馴染んで美味しいと感じるようになった。

丁度、一姫がいつも世話になっているドイツ人の友人宅へ行くというので、
1/4ほど手土産に持って行ってもらったら、ご家族全員に
予想以上に好評だったみたい。 

Puddingに入れるバターがちょっと足りなかったし、
コーティングのダークチョコは、
頂き物の南米のココア含有量がとても高いものを半分くらい使った。
ココナッツ油脂をレシピよりも多めに入れたら、カットしやすかったのかもって
後で思ったよ。

ドイツの市販の粉で作るPuddingよりも、カスタードクリームで作ったら
コクが出てもっと美味しいだろうな。 

綺麗にできたので、
綺麗に撮影記録しようという見栄があれば、ある程度丁寧にできるもんだなぁと
しみじみ思いながらの製作で、
自分にちょっとだけ苦笑してしまった。 

ドイツ人の知人には、あんな手間のかかるものをよく作ったねと言われたけれど、
多分、混ぜっぱなしのワンボウルのケーキではないっていう意味で、
工程が多いってことだと思う。

手間をかけたらかけた分、層が2つか3つあると味が複雑になって美味しいと思う。

チョコレートの残りは、いつも通りコーンフレークスに和えて。
ついつい、つまんでしまうから、ちょっと危険。
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さくらんぼの水煮の汁は、ゼラチンを混ぜてゼリーに。
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多分バニラソースが合うだろうなぁと思ったんだけど、
ここは横着をして、牛乳を少しかけただけにしてしまった。
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次は、砂糖を足して、カスタードソースかミルクソースを作って添えてみたいと思う。

 

3.Adventの前にクッキーを6種類焼いた

ハーフサイズのシュトレンを食べきったので、
別の甘いものが欲しくなってきた。
いろんなところで、色々なクッキーを見かけるから、
3. Adventを前に、クッキーを焼くことにした。
焼くものは、ほぼ同じ。


卵白は、コーンフレークス入りのマカロンに。
本当はココナッツロングも入れるけど、それがなかったので、
ちょっと物足りなくなった。
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型抜きクッキーの残り生地には抹茶を半分混ぜて、一抹風に。


卵黄は、ジャムをはさんだクッキーに。
ハートの形には、赤ふさすぐりのジャムを、
星の形には、オレンジマーマレードを。
Linzerkekseって名前が普通みたい。
自分が使っているレシピにはWienerherzenという名前が付いている。

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Vanillekipfelnに使うアーモンドプードルは、皮ありのを使って、
焼き色が茶色。
卵黄をこれに使ったから、
卵白は、Zitronenmondeという三日月型のレモンの皮入りクッキー
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Zitronenmondeの飾りにピスタチオを使うんだけど、
製菓用のは高いので、
おつまみ用の殻付きピスタチオを買ってきた。
みじん切りにすればいいかなと思って。

おつまみ用のピスタチオは、
製菓増のピスタチオと違って、色が鮮やかじゃないし、
綺麗な形にみじん切りにするのはなかなか大変なんだなと気がついた。

色の綺麗なピスタチオを選んで、丁寧に刻めばいいんだろうけどね。


Zitronenmondeを型抜きした時のあまりはレモンの形にして、
粉砂糖、レモン汁、食黄のアイシングで飾り付け。

やっぱりちゃんとレモン味がするのは美味しい。



 そして、知人が時々くれるチョコクッキーSchokoplätzchenのレシピも。
 ドイツ式の作り方だと、電動泡立て機を使って低速で数分混ぜて、高速でさらに混ぜて作るけど、
それをしなかったからから、ふんわりした出来上がりにならなくて、 
ちょっと残念だった。
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次回作る時の教訓にしなくちゃ。

缶に詰めて、何日もつかなぁと思ったのだけど、
あるとついつい食べてしまうようで、
きっとクリスマスまで、もたないだろうなぁ。 
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あと2種類、欲しいから、半分くらいなくなったあたりで、もう一回焼こうかな。


今年は、晴れの日が12月も少ない。
朝焼けも見れる日がほぼなくて、
その分気温がマイルド。
それでも、3. Adventの朝は、短時間だけ朝焼けが見れた。
今月3回目。
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毎日、本当に曇天のグレー一色だったから、ちらりとでも色が観れて嬉しかったな。
Adventの時期の朝焼けや夕焼けを見ると
Engal Backen Plätzchen/Kekse im Himmelとか、
Wenn der Himmle glüht,backen Engel Plätzchenっていう言葉を思い出す。
天使が空でクッキーを焼いてるって、いい表現だよね。

クッキーに当たるドイツ語、PlätzchenとKekseがある。
その違いって、
PlätzchenはAdventの時期のクッキーで
Kekseは普段のクッキーっていうのも、昔聞いたことがある気がするな。
 

今年のシュトレンは、ドライフルーツの量を間違えてしまった

今年は、シュトレン作りの工程も部分的に記録。
 
材料を揃え、
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スパイスは、ナツメグ(左)をすりおろして、市販のカルダモンパウダー(右)と
まぜて。
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バターと卵黄、砂糖、スパイス、マジパンを混ぜたクリーミング(左)と
小麦粉とイーストと牛乳と砂糖を混ぜたアンザッツ(右)を作り
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いつものように作ったつもりだった。
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が、アルコール漬フルーツの量と生地の量を間違えていて、
フルーツが通常の半分だったことに、
2回目(2週に分けて焼いた)を焼き終わった後になって気がついた。
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味見した時に。

まぁ、家で食べるだけだし、
何かのついでに人に渡すことはできるかもだけど、
フルーツが半分だと、しっとり感も半分。当たり前とはいえ、がっかり。


余った卵白でココナッツコーンフレークマカロンを作ろうとしたら、
まさかのコーンフレーク不足。
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やっぱり、本調子じゃないからかなぁ。

そんな年もあるんだな。

余っているドライフルーツを見て、
3回目は、ハーフサイズじゃなくて、通常サイズで作ろうと思っている。

なぜなら、今年YouTubeで見たニュース動画で、
シュトレンは(シュトーレンって表現してないのは素晴らしい)真ん中から切って、
1日一枚ずつ食べるものと紹介されていたから。

我が家のハーフサイズでは、24枚に切るなんてできないし、
土台、
1日一枚なんてこともない。

ちゃんとしたサイズをレシピどおりに作ったら、
味の違いはどんなものかというのを、
実は試したことがなかったなと気がついたから。

これまでは、あんまり子供達にも好まれないかなとか、
人にあげるにしても、
大きいの渡してもなぁ〜迷惑かもだしなぁ〜みたいな気持ちがあったので、
小さく作っていたけれど。

意外に子供達はシュトレンが好きだと言う年頃になったので、
今年こそは普通サイズで。


バターの値上がりは続いていて、
250gで、2.39位が底値。
売り出しだともうちょっと安い時もあるけど、
2ユーロくだらなくなった。

クリームチーズも、植物油も、コーンフレークスもじわじわと値上げになっていて、
今年、ちょっとだけ良かったのは、
オリーブオイルが特売になった週が2週あったことくらいかな。 

久々にスーパーに行った一姫が「ええええええ!」って言ってた。 
 
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